大分県大分市南春日町
インプラント・審美・口臭外来
歯周病・一般・小児・スポーツ
2005年09月10日
インプラントに対する疑問III

N.Hさんの質問に対しての答えです。
症例の写真をご覧になっての御質問でした。
前回は、骨の処置に対する一般的なことを書きました。

今度は写真の症例について、ご質問に沿って書きます。

この例は、骨の量は比較的あったのですが、歯周病でかなりのダメージを受けていました。
骨もデコボコになっていました。
骨の幅のかなり狭いところもありました。
できるだけ歯は残したかったのですが、歯周病の進行があまりに進んでいて不可能でした。
できるだけ短期間に終わるようにとの希望がありました。

治療法としては、抜歯してからあまり期間をあけずにインプラントを植立する方法をとりました。
この際、他の部位からの骨移植は行いませんでした。
骨移植が必要な場合には、インプラント体が入る穴を掘るときや骨のデコボコを修正する際にでる切削した骨をボーントラップという道具で大切に集めておき、使用しました。
この方法のメリットは、他の部位に対して新たな傷をつけなくて良い点と、時間が余分にはあまり掛からない点です。

上の奥歯に対しては一部ソケットリフト法を使用しています。
このメリットは、他の部位への傷を作らない点、多くの移植骨を必要としない点、治療期間の延長にあまりつながらない点です。
ソケットリフト法については、以前書きましたので参考にしてください。

下の前歯など骨が細いところには、細いインプラントを使用したり、ボーントラップで採取した骨を移植したりで対応しています。

骨が薄い・細いなど少ない場合、骨を作ってから長いインプラントを植立するのが理想でしょう。
しかし、それには多くの移植骨を必要とします。
その採取場所の問題があります。
治療期間も長くなります。

マツモト歯科クリニックでは、インプラント治療は基本的に抜歯と同じくらいの処置で済むようにしています。
それが、どうしても不可能な場合には、熟練した口腔外科医に紹介・依頼します。

それで、結果として入院は必要としません。
移植といっても切削の時の骨を使いますので、大変ではありません。
骨移植をしてメンブレン(膜)や人工骨を使ってGBR法をしても、凹部を埋めるだけなので大変ではありません。
時間もあまり延長しません。
以前も書きましたが、今のところソケットリフト法もGBR法もインプラントのオペ中に行うなら無料です。
メンブレンや人工骨を使っても、今のところ無料です。

この症例はこんな感じでしました。
期間もあまりかからず、痛みも少なく、コストもかなり抑えることができました。

投稿者: matsumoto 投稿時間: 12:35
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