前回、インプラントを使用した義歯(入れ歯)について書きました。
今日は、入れ歯が嫌な場合にはどうするかを書きます。
その場合、インプラントは補助的役割を果たすのではなく、歯の代わりとして働くわけです。
当然、ある程度の本数が必要になります。
上下に全く歯が一本も無いとしましょう。
上の歯も下の歯も基本的には、14本です。
それでは、上下で14本×2=28本必要かというとそうではありません。
まず、上下の型を取って、石膏模型を作ります。
その模型の上にプラスチックや蝋の歯を並べた状態の模型を作ります。
上下の歯がチャンと咬み合っていて、土手の骨の上に歯が並んでいて、見た目が良いように作ります。
これを口の中に入れてみて問題なければ、このプラスチックの歯を安定させるのに何本のインプラントがあればよいかを考えます。
このとき得られた数が、推定必要本数です。
ある場所は、インプラント同士が近すぎるので一本飛ばしにするとかを考えるのです。
ある場所は骨が細いのでインプラントは入れないで、その両側を補強するとかを考えるのです。
その次に、このプラスチックでできたプレート状のものに、金属製のピンを歯の一本一本に入れてエックス線を撮ります。
これで得られたエックス線写真上には、金属のピンが写ってきます。
この位置が、インプラントを入れるのに適した場所だということです。
エックス線写真上の骨の状態とピンの位置を見比べて、本当にインプラントを植立する位置を決めます。
インプラントを入れようと思う位置に骨がないこともあるからです。
こうして、その人の模型上に歯を並べて、調べて見なければ、何本必要かはわかりません。
つまり、まずは相談ということです。
次回は、骨は無いけれどインプラントを入れなければならないときの、テクニックについて書きます。


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