オールオンフォーティーンインプラントという言葉を思いつきました。
腰痛で動けなくなり、二年間お見えになれなかった患者様が、歯茎が腫れてお見えになりました。
元々歯周病が進んでいた歯の歯茎が腫れていました。
その他の部分に入れているインプラントは、全く問題ありませんでした。
初めてお見えになったときには、噛むたびに歯全体が動いていました。
今では、インプラントのお陰でかみ合わせは安定しています。
歯の無い部分に対して、天然歯と同じ数のインプラントを入れていますので、安定したかみ合わせが得られています。
残っている天然歯の歯周病は、残念ながら少し進んでいました。
初診時、グラグラだったことを考えると、インプラントのお陰で、噛み合わせが安定していたことが、今まで持ったことにつながったともいえます。
噛み合わせの安定にインプラントは、有効なことを改めて実感しました。
また、インプラントを飛び飛びではなく、一歯に対して一本植立したことが、インプラントと噛み合わせの安定につながったと思いました。
天然の歯は、上顎下顎それぞれ14本ずつです。
それで、オールオンフォーティーンという言葉を思いつきました。
14本の天然歯に対して14本インプラントを植立すると、一本のインプラントに掛かる負担を減らせますので、長持ちするのではないかと思いました。
実際には、14本は必要ないでしょうが、日本人のように西洋人に比べて、骨の中に長いインプラントを入れられない場合は、数が大切なように思いました。
反対のご意見も当然あるでしょうが、大分県のマツモト歯科クリニックでは、できるだけ多くのインプラントを植立しようと思いました。
インプラントとインプラント間の距離・天然歯とインプラント間の距離で空けなければならない距離の原則はありますので、患者様の顎の大きさなどによって当然本数は変わります。
前歯では、審美的にするために、飛び飛びに入れたほうがよいこともあります。
そういった点を考えてのことなのですが、多いほうが良いように思いました。
あき様からのご意見・ご感想いつもブログを興味深く読ませて頂いております。「インプラントとインプラント間の距離・天然歯とインプラント間の距離で空けなければならない距離の原則」の距離とは松本先生はどれくらいとお考えでしょうか?ある先生からは大臼歯には天然歯1本のスペースにインプラントの2本埋入を頻繁にやられていると聞きます。そうなるとインプラント間距離は1mm程度またはそれ以下になると思います。また別の先生からはインプラントとインプラント間の距離・天然歯とインプラント間の距離は3mm必要と聞きます。その理由は距離を確保しなければ骨の血流が不充分になるので良くないと言う事です。その事を聞いてから,どちらの方が正論か疑問に思っていました。先生の御意見を良ければ聞かせて頂けますでしょうか。
松本様からのご意見・ご感想あき様、コメントをありがとうございます。
クインテッセンス出版山崎長郎先生の審美修復治療を参考にして回答させていただきます。
フィクスチャー間は、約3.5ミリ以上あけるべきとあります。
また、インプラントの本数が多いほど安定すると考えるより長くて適切な本数をと考えるほうが合理的とあります。
一方、長いほど骨のオーバーヒートの可能性が高いとも書いています。
下顎第一大臼歯に対して、インプラントを一本植立するか二本植立するかについても、単独歯で二本植立しメインテナンスをしやすい形態にするとあります。
ただ、臨床経験の豊富な有名な先生の著書ですので、ケースバイケースということだと思います。
骨幅・骨量・骨の硬さ・咬合などを考慮して考えるということだと思います。
私の昨日思いついて書いたことが、紛らわしかったのかもしれません。
申し訳ありません。
できましたら、別の本などでご確認ください。
今回参考にさせていただきました本は、大変素晴らしい症例が多く載っていますので、一度ご覧いただきますとよいかと思います。
先生臨床のお邪魔にならずに、参考になりましたら幸いです。


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