歯科治療で使用する金属の成分についてテレビ番組で二週にわたり特集がありました。
技工料金が安い国に発注して作製した技工物から、日本国内では使用できない金属が含まれていた点です。
金属のメーカーは日本の会社のようでしたが、日本国内での販売ではないことから作業のしやすいよう加工されていたようです。
基本的には、日本の歯科医院の多くは、日本国内で認められている金属を使用して、日本国内で作製していることが多いのです。
この場合、特に問題は起こりません。
今後、海外に発注する場合の法律などルールが決まることが求められると思います。
歯科治療で使用する金属の成分
歯科用金属の安全性とJIS規格について書きます。
先日のテレビで、中国に発注した技工物からある成分が多量に検出されたとの特集がありました。
以前も中国に発注した技工物で同じことがありました。
中国の技工物のレベルが上がっているとはいわれていますが、規格が不明です。
日本国内の技工所に発注しても、そこから中国に発注されているケースがあるそうです。
マツモト歯科クリニックでは、日本国内で作製している技工所にしか発注していません。
特殊な技工物で北欧やアメリカに一部を依頼することはありますが、基本的には日本国内で作製しています。
また、誰が作っているかわかる状態での発注をしています。
使用金属は、JIS規格の物しか使用していません。
JIS規格は世界的に見ても厳しいので、その分安全です。
しばらくは、日本国内で作製担当者がわかる状態で、JIS規格の金属を使うという方針をこのまま続ける予定です。
歯科用金属の安全性とJIS規格
歯科医院で保険診療に使用する金属の値段の変動が激しくなっています。
金やプラチナが高騰すれば、自費診療に使用する貴金属の値段が上がるのはわかりやすいのですが、保険で使用する合金の変動は解り難いのです。
金の含有率が12パーセントと決まっていますので、金の価格の影響はあります。
ところがあまりにも変動が激しいので、理由がわかりません。
歯科の材料屋さんに聞いても、金や銀の変動と為替の動きを考えてもわからないそうです。
当然、私・松本には全く読めません。
値段の変化を購入先に聞きながら、少しずつ買うしかないようです。
保険診療に使用する金属の値段
歯科医院用の金属はもう完成されて改良の余地がないように思えますが、進歩しています。
今回、時間を掛けて検討した結果、審美的で優れた歯科医院用の金属を見つけました。
改良されて、色がよく、作業しやすく、力学的な性質も優れたものが発売されていました。
口に中で、キレイに見える金属です。
口の中は、場所によっては金属がお勧めの場合があります。
審美的な歯科医院用金属
歯科医院で使用する金属が高騰しています。
健康保険で使用する金属でいいますと、今年の最高値です。
おそらく、金の値段が上がっていることが理由だと思います。
円高が進んでいるのに、金が高いのは不思議です。
経済に詳しい人には、納得できる理由がわかるのでしょうが、私には全くわかりません。
経済の動きがわからない歯科医師は、コツコツ必要に応じて購入するのが懸命でしょうか。
金属は、品質が値段に反映されます。
相場の動きはありますが、ある時点で考えると高いほど良い金属と言えます。
辛いところです。
歯科医院で使用する金属が高騰
昨日、歯科用金属についての医院内検討会議を行いました。
歯科用金属のメーカーの担当者と歯科材料の納品会社と医院の衛生士と私とで行いました。
歯科用金属は完成していて普遍なようですが、メーカーは常に開発をしています。
今回は、金属の色の発色と強度を中心に検討しました。
歯科衛生士からは、金属の色合いについての女性感覚での意見が出ました。
インプラントの上部構造を作製する場合の金属強度についてメーカーの意見を聞きました。
金属を使用した入れ歯に使用する金属についても質問があります。
納品会社には、納品価格についてと供給についての質問があります。
最近、金属価格の変動が激しく、有名な地金メーカーでもプラチナコインの出荷を止めたりしています。
歯科医院としては、安定供給が必要になります。
次は、今後のことを考えて、今回の資料を基に歯科技工士と相談をすることになります。
その結果、今後のマツモト歯科クリニック公認使用金属が決定します。
小さな歯科医院にしては、大げさですが、いつもこんな感じで決めています。
歯科用金属についての医院内検討会議
保険診療で使用できる金属は、条件が決められています。
成分などの条件が厳しく決められています。
当医院では、条件を満たす金属の中でもよりよいものを使用するように努めています。
規則違反の金属は使用しません。
貴金属の含有量が多いから、条件を満たすというものではありません。
優れた金属であっても条件を満たさないものを保険診療に使用することは認められていません。
予めご了承ください。
保険診療で使用できる金属の決まり
先日、大分県外の歯科技工所に見学に行ってきました。
歯科用金属を使った技工物の他に、審美歯科材料ジルコニアを使った補綴物の打ち合わせも兼ねてのことです。
入れ歯のプラスチック部分の作り方も様々なので、現場で作製しているところで話し合いをしてきました。
ジルコニアは特に作製システムが重要なので話し合いをしてきました。
今後は、努力している歯科技工所とそうではない所の差が大きくなると感じました。
大分県外の歯科技工所に見学に行く
初めて、磁性アタッチメント用歯科用金属が、パナソニックデンタル(製造・徳力本店)から発売されました。
なぜ初めてかと思われるでしょう。
磁石式入れ歯に使用する磁石キットは、磁石部分とそれに反応する金属部分(キーパーといいます)がセットで販売されています。
磁石は、入れ歯に付けます。
磁力を発揮しやすい金属(キーパーといいます)は、歯などにセットします。
この二つの組み合わせで磁力を発揮するわけです。
キーパーを歯にセットする金属に溶接しなければなりません。
これに手間が掛かるのです。
また、溶接する金属との相性が問題です。
専用の金属が発売されましたので、普通にその金属を使って歯にセットするものを作ればよくなりました。
溶接したキーパーの位置と入れ歯の磁石の位置が狂わないようにドキドキしたのが、なくなります。
技術の進歩はありがたいです。
あとは、MRI検査対策です。
磁性アタッチメント用の金属
中国の歯科技工所からダイレクトメールがきました。
パンフレットは、最新の設備で作っていることをアピールするカッコイイものです。
先日、中国から届いた技工物に基準を超える量の害のある金属が含まれていたことが話題になりました。
きちんと真面目にレベルの高い技工物を作成しているところもあるとは思います。
将来的には、中国が技工物を作ることで世界規模になると思われます。
ただ、今の時点では発注できません。
法律やチェック体制が完備していくことが望まれます。
安心・安全・信頼という点で、まだまだです。
歯茎の色についてのご質問が最近増えました。
歯茎の審美についてのご質問が出るような時代になったのだと感じます。
基本的に、歯茎は薄いピンク色をしています。
歯肉炎などで赤くなっている場合は、適切なお手入れで改善します。
歯茎全体の色が、黒から茶色の方がいらっしゃいます。
これは、肌の地黒と同じでメラニン色素が多いことが、考えられます。
歯茎のホワイトニング法がありますので、見た目の改善は可能です。
また、歯茎が部分的に色が違うことがあります。
これは、肌にもあるようにシミのような場合があります。
シミならば、ホワイトニングが可能です。
色が違うだけではなく、グジュグジユしている場合や白くて直らない場合は、歯科医院を受診して相談したほうがよいと思います。
炎症や腫瘍の可能性もあるからです。
先日、爪楊枝で刺しただけと思って放置していた方が、エックス線検査をすると内部に強い炎症を起こしていたことがありました。
前歯を中心に、最近多い相談は、歯茎の縁の黒色の部分についてです。
これは、使用している金属に含まれる成分が歯茎の内部に入ってしまった場合が多いのです。
この場合、金属の成分がメラニン色素と同じく表面から奥の方にあります。
表面を擦ったり・焼いたり・レーザーを当てても除去できにくいのです。
この場合は、歯茎の肉を少し大きめに除去します。
この処置は、頭で考えるほど痛くありません。
除去してしまえば、キレイな歯茎に戻ります。
ただ、いろいろな場合がありますので、お悩みの方は、歯科医院で相談することが一番確実だと思います。
松本恭宜
最近、歯茎の変色を気にされてお見えになる方が増えました。
最近多いのは、歯科医院用の金属の腐食により歯茎が黒くなっている場合です。
歯科医院で使用する金属は、JIS規格で決められていますので、変な金属というわけではありません。
ただ、歯の治療に使用する金属で、銀系の金属は腐食しやすいのです。
全て、金や白金(プラチナ)を主体にした貴金属で構成できれば良いのですが、コストの面から無理があります。
スプーンなどなら、銀のスプーンは高級品です。
ただ、口の中に使うには、銀系金属は安定しないのです。
マツモト歯科クリニックでは、土台に使用する金属を中心に銀系の金属をできるだけ使用しないようにと考えていますが、保険診療のルールやコストの面で難しい部分があります。
金属による歯茎の変色が身体に悪いわけではないと思いますが、気になるのは確かです。
抜歯やインプラント手術の際に、できるだけ金属による変色部分は除去するようにしています。
大分県のマツモト歯科クリニックで型を採った総入れ歯を、熊本県で作ることがあります。
通常の入れ歯なら、十分に大分市内のいつもの技工所で作製できます。
ただ、軽くフィット感が高い特殊な金属を使用した入れ歯の場合は、大分県外に依頼することが多いのです。
金やプラチナ(白金)を使用した入れ歯の場合、フィット感は良いのですが、比重が高いので重くなります。
フィット感が良く、強く、薄く、軽い入れ歯をご希望な場合は、特殊な金属を扱える設備と技術を持つ大分県外の技工所にお願いします。
この場合も、宅急便が必要になります。
宅急便が早くなりましたので、大変助かります。
歯科医院用の金属の値段が高騰しています。
歯科医院用の金属以外に、各種金属の値段も上がっているようです。
保険診療用の金属も自費用の金属も両方上がっています。
保険用の金属が数年前に値上がりしたときに、聞いたことのない会社の金属が出回りました。
今回もあまり有名ではない金属メーカーの名前が材料屋さんからでてきました。
保険の点数はすぐにスライドして上がるわけではないので、安い金属を探したくなるのは当然です。
大手の会社でも最近不祥事が出てきていますので、安心できるわけではありません。
以前、歯科用金属の成分は、JISで決まっているはずなのに嫌な噂も聞きました。
少し前に、マツモト歯科クリニックでは、診療室内の材料その他の消費期限をチェックして、ダメなものは廃棄しました。
消費期限切れの材料を使用した大手会社の問題があったからです。
消費者は相手があまりに大きな会社だと、そこの製品を買ってもチェックのしようがありません。
その感覚で考えて、歯科のメーカーの金属を購入しました。
歯科のメーカーなら、歯科医院の意見を言うことが出来ると考えたからです。
今日、オールセラミックの審美的な被せをセットしながら、金属を使いたくなくなったなーと思ったのは事実です。
私は、開業して今月で十年になります。
開業時に買ったのと同じメーカーの同じ商品名の金属を、今日買いました。
値段は、開業時の二倍以上でした。
保険点数は、当然二倍にはなっていません。
脳神経外科に付き添いで行ってきました。
待合室で待っている間に色々な掲示物を見ていました。
MRI検査が普通になっているのを感じました。
CTは普及してきたけれど、MRIはまだ珍しいものとの認識は古かったようです。
その日の内に撮影して説明を受けることが出来ます。
画像も鮮明で非常にキレイです。
待合室に化粧・埋め込み式補聴器・磁石の付いた入れ歯を使用している場合は影響を受けることがありますので予めご相談くださいとありました。
磁力を使用する検査ですから、当然金属や磁石や金属を含むものが影響するのは、知っていました。
高齢化が進み、脳血管障害の患者様が増えてきて、MRIが普及してきたことを再度認識する必要があると思いました。
歯科におけるマグネットや金属などの使用について、歯科のみならず医科のMRIやCT検査の面からも検討を要すると思いました。
今度、専門の方に最新のご意見を聞いてみようと思いました。
最近、テレビなどで金属泥棒のニュースを耳にします。
公園の滑り台や信号機やガードレールまで盗まれたようです。
大分県の鯛生金山で、金で出来た鯛が盗まれたのとは少し違います。
以前は盗む価値があまり無かった普通の金属の価値も上がってきたということでしょう。
需要が増えてきているので、売れるから盗むのでしょう。
金もかなりの高騰をしています。
金の鯛を盗んだ人も、金の値段が上がっていることを知っていたのでしょうか。
保険で使用する金属は、JISで決められていますので、メーカーによる成分の違いはほとんどありません。
歯科用金属が、数年前に以上に高騰したことがありました。
原因はパラジュームという金属の高騰でした。
金やプラチナよりも値段が高くなるような異常な事態がおこりました。
自動車メーカーは、エンジンの触媒に使用しているパラジュームをプラチナに変えたり大変だったようです。
ところが、今回は金を中心にした金属全ての高騰がおきて、歯科金属は全て値段が上がってしまいました。
今、かなりの値段になっています。
今後どうなっていくのかは分かりませんが、金属を使用しないメタルフリーへの移行に拍車がかかるのでしょうか。
今日、ミルキーを食べていて詰めていた金属が取れた方がお見えになりました。
以前からミルキーを食べていて取れた方は、多いのです。
最近はハイチューを食べていて取れた方が多くなりました。
取れた場合、内部が虫歯になっていることが多いです。
飴などで取れる場合、虫歯ではないことは少ないと思います。
でも、取れた金属は歯科医院にもって行ったほうがよいでしょう。
そのまま付けられることもあります。
歯科の材料として、メタルフリーという金属を使わない流れは確かに感じます。
しかし、現時点では金属にはまだよい部分がありますので、金属の使用を止めることはないでしょう。
取れたから金属はダメというわけではありません。
今日もインプラントのオペでした。
一本だけの植立なのでインプラントのオペ自体は簡単でした。
ただ、根の破片が残っていましたので、その除去から始まりました。
それに、歯ぐきの中に銀系の金属が黒くなって進入している部位がありました。
この部の金属を含んだ歯肉の切除もしました。
銀系の金属は、このように黒くなって歯肉に沈着することがあります。
これが原因で、腫瘍になったりはしないでしょうが、見た目がよくありません。
エックス線写真などでわかっているときは、抜歯の時などに除去したほうがよいですね。
メラニン色素などと同じでかなり奥の方に沈着しますので、表面を軽くソウハしても除去できません。
本当は銀系金属を使用しないで済めばよいのですが、コストなどの面から使用されています。
カルア様、コメントをありがとうございます。
さて、ご質問いただいた件です。
虫歯に対して何を詰めるかになります。
以前はアマルガムという材料が主流でした。
練って詰める銀色の材料です。
現在の日本では、あまり使われていないでしょう。
いろいろな理由がありますが、もっと良い材料で保険で同じような値段でできるからです。
型を取って銀歯を作る方法と白いプラスチックを詰める方法が、保険でできます。
ご質問はこの二点の選択だと思います。
一言でいえば、助手の方から説明を受けた内容は合っています。
ただ、細かいことをいいますと、それでは金属の銀歯は必要ないではないかとなります。
白く保険が使える材料があるのになぜ銀歯が残っているかです。
簡単に言えば強度の問題です。
できるだけ大きく削らないのが時代の流れです。
でも、虫歯が大きいときはどうするかです。
白いプラスチックの強度でどんな欠損も埋められるかです。
私は、心配なので奥歯の大きな虫歯には金属かセラミック系の材料を使いたいと思っています。
あとは、担当の先生の考えしだいでしょう。
カルア様もその選択基準の説明が気になるのではないでしょうか。
ご質問の答えになっていないかもしれませんが、参考になるでしょうか。
昨日、ご質問をいただきましたフレキサイトデンチャーについてです。
写真は、今探しています。
もうしばらくお待ちください。
ホームページにいただいたコメントでは、もう少し状況がわからないのですが、少しコメントさせていただきます。
フレキサイト義歯というのは、基本的に入れ歯です。
ただ、金属性のバネの代わりに、入れ歯のプラスチック部分が歯に掛かっているものです。
ナイスデンチャーと呼んでいる会社もあります。
今では、いろいろな名前で各社が出しています。
部分入れ歯で検索しましたら、札幌の先生のホームページにフレキサイトでは無い名前で紹介されていました。
名前はさておき、この入れ歯は基本的に入れ歯であることを忘れないでください。
この入れ歯に多くの期待をする方がいらっしゃいます。
しかし、基本的に入れ歯なのです。
入れ歯を受け入れることができて、ただ審美的な問題から金属製のバネが見えないようにしたい方に有効です。
入れ歯の悩みが無くなるわけではありません。
マグネットを使用した入れ歯も同じです。
バネは無くすことができ、安定も得られると思いますが、基本的には入れ歯です。
基本的に入れ歯なんだと思った上で、より快適なものと考えていただくほうが良いかと思います。
あまり夢の無い話になりましたが、事実としてお考えください。
別の方法もあると思います。
お近くの先生にご相談ください。
私の札幌の知り合いの先生に、電話で問い合わせはしました。
どうしてもお困りでしたら、私の知り合いの先生をご紹介いたします。
歯ぐきに点状に黒い部分が認められることがあります。
いろいろな原因があるのですが、土台に使用した銀系金属が原因になっていることがよくあります。
特に根が傷んでいる時に、多く認められます。
銀の成分が歯肉の中に入っているのです。
そこが黒く見えるのです。
歯ぐきの一番奥の骨側の部分にありますので、表面を引っかいたのでは除去できません。
これは、悪いものではありませんが、見た目の良いものでもありません。
マツモト歯科クリニックでは、抜歯やインプラント処置など麻酔をしているときには、できるだけ除去してあげるようにしています。
これならついでなので無料でしてあげられます。
銀系の金属を使用しなければ良いのですが、コストを考えると厳しいですね。
先日、書きました日本歯科保存学会での企業展示の話です。
以前は、学会と当然関係のある材料の展示が普通でした。
例えば、歯に詰めるコンポジットレジンやその接着用のボンドなどの展示が多かったのです。
また、金属のメーカーの展示も従来はありましたが、今回は金属のメーカーの展示はありませんでした。
ただ、金属アレルギー対策として、チタンの加工ができる技工所の補綴物の展示はありました。
メタルフリーつまり金属を使わない時代が来ているのを感じました。
今回、私の目を引いたのが一番目に着くところにアロマテラピーの会社の展示があったことです。
以前は考えられなかったと思います。
ただ削って詰める歯科から、診療室内の環境を考える時代になってきたことを感じました。
その奥の反対側には、カルシテックインプラントの展示がありました。
従来は、歯科保存学とインプラントは別物でした。
これは、歯科の全ての分野においてインプラントと関係しないではいけないということだと思います。
先日の日本歯周病学会でも同じでした。
もう十年以上前になりますが、スウェーデンの留学から帰って着たばかりの先生のセミナーでの話です。
スウェーデンの大学病院は、日本と同じように保存科・補綴科・口腔外科と分かれているけれどエレベーターに乗ってどの階つまりどの科で降りてもインプラントの話になるとのことでした。
時代は、金属をできるだけ使わないで、快適な環境で治療を受けて、歯をできるだけ削らずに、入れ歯にできるだけしないでインプラントを使用して、快適な生活を送ることにシフトしていると感じました。
なぜか最近、金の値段が上がっています。
経済に強い方は、理由がお分かりでしょうが私には分かりません。
マツモト歯科クリニックでは、使用金属に二級品を使いません。
保険の金属でも技工所と相談して、一番良いと思われるものを使っています。
自費の場合は、セラミックを焼き付けるか、それ以外かで金属が変わります。
それぞれの場合に合わせて一番良いものを使用しています。
上と下の歯で全体をインプラントを使用して被せにした場合、多量の金属が必要になります。
私は、インプラントを植立した時点で、金属の発注を行います。
今回のように異常に値上がりすることがあるからです。
そうだとしても、金属が値上がりしたから患者様に多めに費用をいただくわけにはいきません。
予め、必要と思われる金属を確保しておくのです。
今回も、値上がり前に買っておいたので助かりました。
それでは、下がったらどうするかといいますと、運が悪かったと思って諦めるのです。
そして、確保しておいてよかったと自分に言い聞かせるのです。
歯科で、歯の型をとってセットするものにインレーとクラウンがあります。
インレーは歯の一部の削った部分に入れる場合をいいます。
クラウンはかぶせる場合をいいます。
従来は金属のものが主流でした。
最近はいろいろな材料があります。
インレーでいいますと、保険の金属で作ったもの・貴金属で作ったもの・歯と同じ色で作ったセラミックのもの・歯と同じ色で作ったハイブリッドセラミックのもの等です。
クラウンでいいますと、保険の金属で作ったかぶせ・貴金属で作ったかぶせ・金属の表面に歯と同じ色のプラスチックやハイブリッドセラミックを貼り付けたかぶせ・金属の表面に歯と同じ色のセラミックを焼き付けたかぶせ・金属を使わずに歯と同じ色のセラミックのみのかぶせ等です。
使い分けが難しいように思えるでしょう。
簡単にいいますと、
保険で行きたいか・自費で良いのか。
歯と同じ色が良いのか・金属色で良いのか。
丈夫で長持ちが良いのか・まあまあで良いのか。
かなりの審美性を求めるのか・まあまあで良いのか。
以上のような希望によって選択されていくわけです。
やはり、かかりつけの先生と相談ですね。
総入れ歯の方で噛む力が強い場合に、上の入れ歯が折れることがあります。
保険診療で強いプラスチックのスルフォン床義歯が作れます。
支払いの金額が少し高くなるくらいでかなり強くなります。
それでもダメなら金属を使用した入れ歯がお勧めです。
これは自由診療で自費ですが、保険が約4万五千円くらい補助してくれます。
担当医に相談してみてはいかがでしょう。
金属の入れ歯は、口に入れた熱いものは熱く、冷たいものは冷たく感じられる点も良い点です。
のどに入って初めて熱いと感じた経験はありませんでしょうか。
やけどをしにくくなります。
歯科の世界では金属を使った治療が主流でした。
アマルガムや金を直接つめる方法。
合金をつめたりかぶせたりする方法。
合金の表面に白いセラミックやプラスチックをくっ付けてかぶせる方法。
いずれにしても金属を使わないと小さい虫歯以外は強度の問題から不可能でした。
最近、金属を使用しなくても良い材料が出てきました。
おまけに大変美しいのです。
力がかかる場所にも使用できます。
金属アレルギーの問題は全くありません。
マツモト歯科クリニックでは自費の前歯は基本的にこれに変えました。
料金は上げませんでした。
かぶせの縁が黒くなることもありません。
真珠のような美しさが得られるようになりました。
嬉しいことです。
マツモト歯科クリニックで使用する金属はきちんとした会社のきちんとした金属のみです。
保険診療に使用する金属は成分が法律で決められています。
法律に即しているのは当たり前ですが、一番優れていると思われるものを使用しています。
また、全元素が明らかなものしか使いません。
金属アレルギーという病気がある以上当然のことです。
以前、企業秘密とのことで教えてくれないことがありました。
そんなものを患者様のお口に入れることはできません。
自費(保険外)の金属に関してはより高度なものを求めます。
用途によって最適なものを使用いたします。
セットさせていただく際に使用した金属の成分を書いたメタルカードをお渡しするようにしています。
消毒・滅菌などは医療機関として基本の部分ですが、歯科は使用材料の性格や成分についても注意を払わなければならないと思っています。
ちょっと硬い話になりました。
金属の話ですから硬くてもしょうがないとしてください。落ちましたか?
金属のバネを使わない審美的な入れ歯があります。
フレキサイトデンチャーといいます。
入れ歯のプラスチック自体がバネの役割をします。
バネが無いため人にバネが見えることが無いのです。
また、プラスチック自体に吸水性が少なく汚れが付きにくいので清潔です。
薄く軽くできるのも良い点でしょう。
ご自分のお口の状態や考え方・希望・予算などに合わせて色々選べるようになりました。
今日も色々な点から相談させていただきフレキサイトデンチャーになった方がいらっしゃいます。
今日、磁石式入れ歯(マグネットデンチャー)を以前セットされた方が検診にお見えになりました。
粘膜部分(ドテの部分)は生身ですから変化します。
義歯の部分はプラスチックと金属でできていますから変化しません。
磁石の部分は歯やインプラントですから殆ど変化しません。
それでそれぞれの調整が定期的に必要になるのです。
今日はあまり悪くはありませんでした。
それも調整によりセット時とほぼ同じ状態になりました。
ステイン(色素沈着)も除去しました。
もともと磁石式入れ歯は審美的に優れています。
以前の美しさに戻りました。
安定も調整により以前のピタッとした感じに戻りました。
インプラントにしなくても十分快適で審美的で食べやすい入れ歯ができるなと改めて思いました。
高品質・高機能義歯の可能性はまだまだあります。
今度は、その一つフレキサイトデンチャーについて書きます。



