歯石を取るための超音波スケーラーを点検に出しました。
歯石を除去するために使用している機器ですが、使用の度に高圧蒸気滅菌をしていますので、劣化が心配です。
それで、点検に出しました。
一気に出すと日々の診療が困りますので、少しずつ点検に出していきます。
歯石を取るための超音波スケーラーを点検に出しました。
高名な細菌学者に歯周病についての考えを伺いました。
合宿方式で高名な教授4名とディスカッションをする機会がありました。
その中で、高名な細菌学の先生のお話です。
歯周病に関係する細菌はそれほど強くない。
その細菌が、歯周病を起こすように身体の内部に侵入できるとは思えない。
細菌が進入するには、それ以外の細菌の侵入するのを助ける要素が働いているとしか考えられない。
おそらく、それは力の要素だろう。
つまり、かみ合わせの異常・歯軋り・食いしばり・歯列不正などが関係していると考えられる。
以上のお話を伺いました。
このことを、常に考えながら診療をしています。
納得できることが多いのです。
この点に注意しながら、日々の診療をしています。
高名な細菌学者に歯周病についての考えを伺う
歯周病治療のための再生療法についてです。
先日受講したセミナーで、歯周病のための再生療法の過去と未来の話を聞きました。
再生療法として、第一世代が骨移植、第二世代がGTR法、第三世代がエムドゲイン使用、第四世代が万能細胞使用と説明がありました。
第二世代のGTR法は、少し前に一部が保険診療に採用されました。
このGTR法は、私・松本が歯周病専攻の大学院生の頃に大きな話題になりました。
所属していた大学の研究室は、この研究で非常に有名になりました。
その後、新商品の開発へとなりました。
このGTR法の最初の商品であるゴアテックスGTRメンブレンの製造販売が終了とのお知らせに驚きました。
このGTR法に問題があるわけではないと思います。
今でも世界中で行われています。
他社の製品も数多くあります。
会社からは、プロダクト戦略上の決定とのことです。
ある時期、歯科界で最も話題になった商品の終焉だけに、その時期に研究に関与していただけに複雑な気持ちです。
これは、GTR法がダメで、エムドゲイン使用や万能細胞使用がはるかに優れているという意味ではないと思います。
この件で、これからの歯周病治療はどう進歩していくのかと考えてしまいました。
歯周病治療のための再生療法についてです。
歯周病の基本治療のビデオ研修をしました。
歯周病においてブラッシングやスケーリング「歯石取り」の基本が、重要だと改めて思いました。
歯周病の基本治療をこれからも、真面目にやろうと思いました。
歯周病の基本治療のビデオ研修
歯軋り食いしばりと歯周病は関係します。
歯軋り食いしばりをしていると歯周病は進行しやすくなります。
歯周病の進行に関係する大きな要素は、細菌と力です。
細菌は、自分でのプラークコントロールや歯科医院での処置で除去します。
力は、歯軋り食いしばりが大きく関係します。
歯軋りと食いしばりの対策には、自分で意識することが大切です。
意識がしにくい寝ている間は、ナイトガードというマウスピースが有効です。
詳しくは、歯科医院で相談されることがお勧めです。
歯軋り食いしばりは、ご本人が自覚していないことが多く、寝ている間に音がしないことも多いので、発見しにくいのです。
歯軋り食いしばりと歯周病
歯科大学大学院時代の思い出を書きます。
大学院歯学研究科歯周療法学を専攻しました。
歯周病の研究室に入局して、研修に行くようにいわれました。
電子顕微鏡の使用方法の研修・電子顕微鏡の標本作製の研修・嫌気性菌培養技術の研修です。
それぞれ、約一週間缶詰状態で行われました。
今日は、岐阜大学での嫌気性菌培養技術研修のことを書きます。
夏の岐阜は、日本国内でもかなりの高温になります。
研修施設にエアコンはありませんでした。
窓を開けた室内でガスバーナーの熱を使って道具を滅菌しながら実地で研修を受けます。
室内は高温となります。
夜店などで見かける氷柱を置いているのですが、涼しいというより氷柱の溶けるスピードに驚きます。
ほぼ一週間毎日行うのですが、暑さに慣れてくるのです。
そのうち、帰りの夜風が涼しく感じられて快適になってきました。
若さのお蔭かもしれません。
最後に、ウンチを培養してそのウンチに含まれる嫌気性菌を特定します。
この頃には、なんともなくなっています。
今思えば、歯周病や口臭など嫌気性菌が関係する疾患を扱っていますので、よい経験をさせていただいたと思います。
開業医になりましたが、あの頃の経験がどこかで役に立っていると感じます。
歯科大学大学院時代の思い出
自分の歯を長く使うための簡単な方法があります。
特殊な薬や歯磨き剤を使うのではありません。
歯を失う最大の理由は、交通事故でも未知の病気でもありません。
最大の理由は、歯周病で歯を失うことです。
歯周病で歯を失わないための最も簡単な方法があります。
自分で一生懸命に歯磨きをすることも大切です。
一番簡単で効率的な方法は、定期的に歯科医院に行って歯石を取ってもらうことです。
熱心な先生なら歯石と一緒にネバネバのばい菌の住みかを取ってくれます。
これを定期的にすれば、していない場合と比べて、自分の歯を長く保つことが出来ます。
歯石を一杯溜めてから歯石を取って、痛くてイヤになった人がいらっしゃいます。
定期的に取っていると痛くなく、気持ちがよいです。
これがお勧めです。
研究論文を見ても、マツモト歯科クリニックの経験でも、本当です。
自分の歯を長く使うための簡単な方法
咬合性外傷というのは、簡単に言いますとかみ合わせる力により歯とその周囲が受けるダメージのことです。
この咬合つまりかみ合わせの力と歯周病の進行についての研究は、以前より多く行われています。
完璧な結論はありませんが、かみ合わせの力が歯周病の進行に関わっていることはまちがいありません。
これは、研究以外でも臨床的にも多くの歯科医師が経験しています。
特に、臨床的に重要なことは、食事中以外での力です。
人は、力を抜いて自然体でいると上下の唇は触れるけれど、上下の歯は触れません。
上下の歯はあまり触れないように出来ているのです。
歯軋りなどで上下の歯が強く触れると、歯とその周囲はダメージを受けます。
歯周病の進行につながります。
これが問題なのです。
咬合性外傷と歯周病
歯周病と抜歯と入れ歯とインプラントは、お互いに深く関わっています。
歯周病がある程度以上進行すると抜歯になります。
抜歯の後に、入れ歯かインプラントを入れるとすると残された骨の形態が重要になります。
骨の形態を保存するために、早めに抜歯をするのか、限界まで持たせるのかが問題になります。
答えとなる基準は、変化しているように思えます。
私が学生時代に習った抜歯基準は、現在では通用しないのは間違いありません。
技術の進歩が、間違いなく基準を変えるからです。
現在、インプラントの進歩は著しく、日本歯周病学会でもインプラントについての学会としての見解を出しました。
先日、宮崎県開催の日本歯周病学会で、日本歯周病学会としてのインプラントについての見解の講演会場は、立ち見でも入れない状態でした。
当然、患者様個人個人の状況や考え方が重要なので、担当歯科医師と相談して決めることが大切です。
歯周病の進行状態、全身状態、プラークコントロール、希望など多くの要素があります。
歯周病と抜歯と入れ歯とインプラント
先週、歯周病・口腔外科分野への抗菌剤治療の新しいアプローチと題した講演を受けました。
以前、大分合同新聞でも取り上げられていましたが、キチンと薬を飲んでいないことが多いことがあげられました。
実際、臨床で前の薬が残っていたので飲んだと聞くことがよくあります。
これは、耐性菌を増やすことになります。
飲み忘れや途中で止めることの害を防ぐために、飲む回数が少ないてよい薬が出てきました。
歯科においては、新しい薬があまりありません。
前評判はよかったけれど、強い副作用報告があり、使いにくくなったりして、新しい薬が出にくいのです。
それで、耐性菌が増えてしまったら困ってしまいます。
症状が治まってきたら、飲み忘れることもあるかと思います。
飲む回数の少ない薬の開発はありがたいことです。
また、今回新しいタイプのリュウマチの薬で歯周病症状が出た副作用の写真を見せていただけました。
画像を見せていただけるとイメージが残りますので、臨床をする上で助かります。
その他、多くの有益な情報をいただきました。
歯周病・口腔外科分野への抗菌剤治療の新しいアプローチ
歯周病に効く特効薬はありません。
特効薬を求める気持ちはわかりますがありません。
急性炎症時で腫れているときには抗生物質を処方します。
歯周病は、慢性炎症で経過することが多い病気ですので、薬を飲んで治す病気ではありません。
歯周病の原因となる細菌は、一種類ではありませんので、特定の菌に有効な薬が開発させる可能性もないでしょう。
高血圧症や糖尿病のような慢性疾患と同じように考えたほうがよいと思います。
生活習慣病と考えたほうが対応しやすいと思います。
日々の注意が大切ということです。
日々のプラークコントロールと定期的な歯科医院でのスケーリング・歯石除去が基本となります。
地道な対応が必要な病気です。
歯周病に特効薬はありません
歯を失わないための簡単な方法はないかとの質問がありました。
歯科の先生の話は、難しい方法やテクニックのことばかりで良くわからないといわれました。
確かにそうかもしれないと思いました。
今後、この点を注意して書いてみます。
ついつい、こんな場合もある、こんな場合もあると考えてしまい、文章がしつこくなりがちです。
細かいことを気にせずに書いてみます。
歯を失う最大の原因は、歯周病です。
そして歯周病により歯を失わなくするための一番簡単で有効な方法は、定期的に歯科医院で歯石などを除去してもらうことです。
もっと、はしょって書くと、歯を失わないための簡単な方法は、定期的に歯科医院でメインテナンスをしてもらうことです。
ここまで書くだけで、こんな場合のことやこんな場合のことを書かなくて良いかと悩んでしまいました。
しかし、思い切って書きますと、上記の通りです。
車の調子がいつも良いことが必要なら、車検以外にも定期点検に行くことです。
歯の調子がいつも良いことが必要なら、症状が出なくても定期点検に行くことです。
歯を失わないための簡単な方法
歯周病が原因で歯茎が腫れることがあります。
急に腫れてくると、どこかからばい菌が入ったので腫れたと考える方がいらっしゃいます。
実際は、元々いたばい菌が繁殖しやすい状態になったので腫れたと考えられます。
こうした歯周病の原因と対策について、私・松本が本などで調べながら頭を整理して少しずつ書いていこうと思います。
歯周病の原因と対策
今度の秋、日本歯周病学会学術大会が三重県で開催されます。
マツモト歯科クリニックのホームページも日本歯周病学会のホームページとリンクしていますのでごらんください。
その日本歯周病学会のホームページに秋のプログラムが載っています。
秋季日本歯周病学会学術大会のプログラムとしてインプラントのハンズオンセミナーが出ていました。
つまり歯周病学会の公認プログラムとしてインプラントの実習付きセミナーがあるわけです。
これは、驚きました。
私・松本が、歯周病学の大学院生の時にインプラントについて研究発表をしたことがあります。
発表後に別の研究室の講師の先生が、歯周病の研究室がインプラントの発表をするとは納得がいかないので説明してもらいたいとやってきたのです。
これにも驚きました。
時代は移り変わり、歯周病治療とインプラント治療は、相反するものではないと認められたと言えるのではないかと思います。
日本歯周病学会から専門医の更新の書類が来ました。
日本歯周病学会の専門医の更新は5年ごとです。
所定の研修点数をクリアしなければなりません。
更新は確か来年だったと思い確認したところ、一年前から更新手続きが可能とのこと。
一昨日の日曜日に申請書類を探してまとめたところ、研修点数がクリアしていました。
大変ラッキーなので、昨日書類を学会に送付したところです。
実は、私・松本は、整理整頓が苦手です。
なぜラッキーかといいますと書類などを紛失しないで見つけることができたからです。
見つけたときにまとめて送付しておかないと来年は見つかるか自信がないのです。
毎回、更新のたびに書類が見つかるかヒヤヒヤします。
それでも、学習しないところが私・松本の弱点です。
ちなみに、私の運転免許証はゴールド免許なので5年ごとの更新ですが、これは更新時にハガキを送ってくれるようになったので安心です。
最近テレビで、流れているマウスウォッシュのCMのことです。
製品を悪くいう気持ちはありませんが、CMの構成が気になります。
歯科医院で歯石を取ることが、足をバタバタするくらい痛いような映像が出ます。
それを、洗口剤を使えば、歯石を取らなくてもよいように思える構成です。
歯石を取ることが痛いとおっしゃる方がいらっしゃるのは確かです。
歯周病の予防と治療を考えると、歯石除去なしでは考えられないと思います。
歯石の除去をすることで、他の害のある物質も一緒に除去できます。
画像で出る超音波スケーラーという道具以外にも、ハンドスケーラーやエアスケーラーなどの歯石を除去する道具があります。
超音波スケーラーが嫌な方でも、他の道具を使って歯石が除去出来ます。
洗口剤の使用を否定するわけではありません。
歯石除去と洗口剤は、それぞれの適した役割があるのです。
誤解を生みやすいところが気になるのです。
歯科医師としての僕のこころがNOといっているのです。
洗口剤としては、従来から非常によいデーターが出ている製品だけに残念な感じがします。
明日から、日本歯周病学会50周年記念学術大会が東京国際フォーラムにて開催されます。
私、松本恭宜は日本歯周病学会の会員で専門医でもありますので、参加いたします。
今日の最終便にて大分県を出ます。
インプラントの手術後や抜歯後の方で、何か気になることがありましたら私の携帯電話に連絡をしてください。
また、直ぐに出れない場合は、折り返し連絡をいたしますので、非通知にはしないでください。
明日の金曜日と明後日の土曜日は、休診となります。
宜しくご了承ください。
以上、宜しくお願いいたします。
今日、「海と毒薬」の映画監督が亡くなられた記事がでました。
私、松本は歯周病の大学院時代にこの映画を見ました。
映画のストーリーも俳優もよい映画でした。
戦争中に大学病院で行われた、結核に対する外科的処置の人体実験がテーマでした。
その後、抗生物質の発明が結核に有効だったのは、ご存知の通りです。
当時、歯周病の外科的処置の研究をしていた私は、急に画期的な歯周病の特効薬が発明されて、自分の研究がまるで意味のないものになるのではないかと感じました。
その後、歯周病の細菌的な研究は進みましたが、多くの細菌が関与するため、薬によって劇的に治癒する可能性は無いだろうということになっています。
今後は遺伝子的な研究が進んできて、大きく変わるかもしれません。
歯周病に対する外科的な治療は、現時点では無くなっていません。
今後は、インプラントの進歩と共に歯周病治療が大きく変化していくだろうと考えられます。
先日、歯周病の再生療法についてご質問をいただきました。
コメントの書き込みが、何故かできなくなりましたのでここに書かせていただきます。
歯茎が下がった場合の対応方法について、ご質問をいただきました。
歯茎が下がってしまった場合、基本的には元の位置に戻すのは困難です。
ただ、一部の歯茎が下がってしまった場合は、そこに歯茎を移植する方法があります。
全体が下がってしまった場合には、それ以上進行しないようにするのがよいと思います。
全体を上げるのは、無理だとお考えください。
参考になりますでしょうか。
コメントの書き込みができなくなりました。
今、調査中です。もうしばらくお待ちください。
先日、コメントをいただきました歯周病についての件を書きます。
下の歯が噛むと痛く、下の4本の歯の周囲の歯茎が腫れているとのことでした。
お口の中もエックス線写真も見ていませんので、一般的なことを書きます。
まず考えられることは歯周病です。
昔は歯槽膿漏といいました。
歯周病にも軽度から重度まであります。
噛むと痛いということは、ある程度進行していると思われます。
おそらく特殊な病気を疑うより歯周病を疑ったほうが良いと思います。
ただ、歯周病の場合は、そのまま症状が無くなることがあります。
それで油断することがありますが、直ったわけではありません。
慢性化して進行しているのです。
噛むと痛い場合・歯茎が腫れた場合・歯が動くような感じの場合は、体がアラームで教えてくれていると考えて歯科医院を来院されることをお勧めいたします。
遅くなりましたが、参考になれば幸いです。
今日は、普通の方は三連休でしょう。
マツモト歯科クリニックは、普通に診療しています。
ただ、やはりキャンセルが多いですね。
それで、先ほど親知らずの抜歯をゆっくりすることができました。
先日、テレビで親知らずの細胞を使って、歯を培養して再生させる試みが紹介されていました。
ただ、私はその技術が完成される前に、親知らずが腫れて痛くなる方が多いのではないかと思います。
親知らずの存在は、その前の歯を巻き込んで歯周病になる可能性・歯並びやかみ合わせに悪影響を与える可能性があります。
親知らずを、将来役に立つかもしれないと無理に残すのは考えものだと思います。
盲腸(虫垂炎)が炎症を起こしてしまったら、薬で抑えるだけではなく切除します。
親知らずも、同じように考えたほうがよいかもしれません。
細胞を使った歯の再生は、まだまだ先の話です。
わたしの先輩が、親知らずが大きく成長する前に抜歯する方法を論文にしていました。
これも良い方法だと思います。
この親知らずが悪影響を及ぼす前に抜歯して、この歯を保存する技術が出来ると良いですね。
ケン様、コメントをありがとうございます。
「歯周病の犯人はカビだった」を読まれたとのこと。
今では、この件は有名になりましたが、初期に生田先生と河北先生に教えていただいたお陰で本にマツモト歯科クリニックが載っているのです。
マツモト歯科クリニックのやり方としましては、当初からカビが口の中にいるかどうかを培養検査しています。
その結果、カビが検出された方で、ご希望の方にのみ薬を処方しています。
他の先生はともかく、マツモト歯科クリニックでは、この方針を続けています。
むやみに薬のみを処方するべきではないという方針は変わっていません。
ご希望があれば、検査はいたします。
綿棒で歯垢を採取するだけですから、痛い検査ではありません。
また、歯ぎしりにつきましては、ナイトガートというマウスピースの使用がお勧めです。
保険で作れます。
約五千円の支払いになります。
これも合わせてご検討ください。
少しは、参考になりましたでしょうか。
先程、歯周外科手術をしました。
言葉としては、怖い治療の感じがします。
歯周病(歯槽膿漏)の進んだ歯に対してする処置です。
そんなに怖い治療ではありません。
歯ぐきの中の、根にこびリついた歯石などを取る処置です。
当然、麻酔をしてやりますので痛くはありません。
歯の根にこびりついた歯石の他に、細菌のかたまりのネバネバや炎症を起こした不良な組織などを除去します。
よく患者様から、それをやると骨ができて元にもどるかと質問されます。
残念ながら元には戻りません。
でも、ある程度の再生は期待できます。
それより腫れにくくなり、歯周病の進行が抑えられることを期待すると考えていただきます。
今日の午後、時間をとっていた患者様がキャンセルされたので時間ができました。
そこで恒例のお互いにスケーリング・PMTCをしました。
普段はなかなか自分の歯石をとったりできません。
特に自分の歯石を取るのは難しいのです。
お互いにすることで気が付くこともあります。
ホワイトニングのトレーを合わせている組もあります。
ホワイトニングをスタートするようです。
私は、スタッフのディープスケーリングをしました。
ついでにPMTCもしました。
最近、まかせっきりで自分でしていなかったので、緊張しました。
歯周病対策には、これですよ。
歯石を取るのに使う道具をスケーラーといいます。
手を使って取るのに使う道具を手用スケーラーといいます。
マツモト歯科クリニックでは、手で丁寧に取るのを基本としています。
手用スケーラーの良さは、歯石や歯の硬さなどを手の感覚で感じながら使えるところです。
今度、手用スケーラーの会社で、最も有名なヒューフレディ社から、新商品が出ました。
耐摩耗性に優れた合金「エバーエッジ テクノロジー」を使用した商品です。
そこで新商品のグレーシーキュレットエバーエッジを発注し 、今日納品されました。
なかなか良さそうです。
ハンドルの太さも考えられています。
これが細いと衛生士に腱鞘炎が起こりやすいといわれています。
滑りにくい加工がされています。
患者様の安全のために必要なことです。
使ってみるのが楽しみです。
せいじん様、コメントをいただきありがとうございます。
歯周病の実態と対策をご理解いただき、大変嬉しく思います。
歯周病は完全に元に戻すことが非常に困難な病気です。
しかし、対策によって十分対応できる病気です。
今回のように、病気の特徴と対策をご理解いただけるとより長く快適な生活が送れると考えております。
コメントをありがとうございました。
せいじん様が快適な日々を送られることをお祈りいたします。
トム様より御質問をいただきました。
ありがとうございます。
虫歯の治療後、二ヶ月は歯石を取れないと説明されたとのことです。
私の解釈を書きます。
保険の考えでは、歯石を取って歯ぐきを引き締めてから、かぶせをしなさいと考えているようです。
つまり、歯周病の治療(歯石とりなどの処置)を終わらせて、歯ぐきの位置が安定した後にかぶせの型を取るようにとのことのようです。
理屈から行くと当然のことです。
すなわち、かぶせを入れてからの歯石とりを含む歯周病治療は認められないということです。
歯石とりを含む歯周病治療をするには、初診に戻る二ヵ月後になるというわけです。
かぶせ以外の虫歯の治療をしても、問題はありません。
このルールでは現実的に、困ることがあります。
先程の患者様もそうでした。
最初に虫歯の治療と歯周病の治療をしたいでお見えになった方です。
先日、急に歯が痛くなったとのことで来院され、神経をとる処置をしました。
今日は痛みも無く、状態も良好であったため、神経の入っていた空洞に薬を詰めました。
それで、次回もしくはその次には、かぶせの型どりになります。
歯周病の検査やスケーリング(歯石とり)はそれまでに終わらせなくてはなりません。
仮歯を入れてゆっくり歯周病治療をするのが理想でしょう。
しかし、早く食べられるように、早く本当のかぶせを入れたい方が多いのです。
また、治療期間も短縮したい方が多いのです。
こういう問題は困ってしまいます。
よい解決法は無いようです。
去年から、大分市では歯周病の検診を保健所の企画でスタートしています。
満40・50・60・70歳の市民が対象です。
歯肉・歯の検査とブラッシング指導が受けられます。
案内のはがきが届くと思います。
自己負担金は500円です。
こんな機会に検診を受けるのは、大変お勧めです。
虫歯にならないと、ついつい歯科医院には、行きません。
本当に怖いのは、35歳を越えたら歯周病です。
虫歯の場合、最悪でもその歯を一本あきらめればよいのです。
歯周病の場合は、全ての歯をあきらめなければいけないこともありえるのです。
「本当に怖い家庭の医学」のようになってしまいましたが、本当です。
最近、話題になっている歯周病の全身への影響の件です。
中度から重度の歯周炎が全身へ及ぼしうる影響について手元の資料からの抜粋を書きます。
脳卒中:2倍
慢性呼吸器疾患:2~5倍
冠動脈疾患:2倍
低体重児早産:4~7倍
糖尿病:2~4倍
以上のように危険性が何倍にもなる可能性があるとのことです。
対策としては、歯科において早期に歯周病を発見して、早期に治療に取り掛かるしかないでしょう。
当然、定期健診は重要になります。
歯石とりのことを、歯科医院ではスケーリングといいます。
また、内容が似た言葉でルートプレーニングという言葉もあります。
スケーリング・ルートプレーニングというようにセットで使われることがよくあります。
スケーリングは、プラーク・歯石などを除去をすることをいいます。
ルートプレーニングはプラーク・歯石の除去のみではなく、汚染され毒素などを含む根面を除去することをいいます。
以前はこの毒素がかなり内部まで侵入しているので、根面のセメント質を徹底的に除去するようにいわれていました。
その上、毒素などが再度付かないように根面を滑沢にするようにといわれていました。
それで以前の本には歯根が細くなった写真が多くみられました。
最近では、毒素は表面にあるだけなので表面の除去でも十分といわれています。
理論や考え方が変わったわけです。
臨床的にも考え方とやり方が変わりました。
以前のように根面をあまり引っかくことは止めて、超音波を使用して根面を洗う方法が出てきました。
今では、以前に良いとされていた根面のセメント質を全てとるような方法はひどいといわれます。
油断せずに、勉強していかないと良かれと思ってひどい診療をしてしまいます。
気をつけなければいけません。
歯周病は、多くの種類の細菌が関与する細菌感染です。
結核菌のように一つの細菌が原因で、それに効く抗生物質が開発されたら劇的に減少するようなものではありません。
また、おたふく風邪のように一定の潜伏期が経ってから症状がでて、治ればもう大丈夫というタイプでもありません。
慢性的な経過をたどる、つまり症状がでにくい病気です。
また、口の中は元々多くの種類の細菌が棲んでいるところです。
以上を、まとめますと歯周病は
①多くの種類の細菌が関与
②免疫ができない
③慢性疾患
④細菌数をゼロにできない場所に発生
となります。
どうすれば良いのでしょう。
極端な例かもしれませんが、台所の流しをイメージしてはいかがでしょう。
つまり、多くのバイキンがいる、免疫はできない、いつも使っているので水分や食べ残しがあり、慢性的にばい菌が繁殖しやすい。
似ているでしょう。
流しと同じ対応をすればよいかもしれないと考えて見ましょう。
流しつまり水まわりは使ったら掃除して残飯など捨てますね。
それでもネバネバがでてきますので、定期的に塩素やたわしなどを使ってネバネバを除去しますね。
ネバネバをバイオフィルムといいます。
水があるところにはできやすいのです。
口の中で同じようにしてみると、まず食べたら食べ物かすをうがいなどで除去します。
歯ブラシを使用して食べ物かすと細菌を除去します。
それでもできてしまうネバネバは、塩素を使うわけにはいきませんので歯科医院で定期的にPMTCなどで除去してもらう。
これでどうでしょう。
実は、マツモト歯科クリニックでは、この方法で何年も歯周病のコントロールに成功していらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
これなら痛くもありませんし、どちらかといえば気持ちいいです。
最近の歯科雑誌からの情報です。
デンタルプラーク(歯垢)は複数の細菌がコミュニティーを作って住み着いたバイオフィルムである。
バイオフィルムは除去が難しい。
口腔内バイオフィルム細菌は、誤嚥性肺炎・動脈硬化・心臓冠状動脈疾患・発熱・骨粗鬆症・糖尿病肥満・妊娠トラブルに関わっている。
歯周病原性バイオフィルムの除去には、歯科における人の手を使った除去方法しかない。
人の手による予防と治療は、さまざまな全身性疾患の予防やヘルスプロモーションにつながる。
以上、歯周病原性細菌の権威・奥田 克爾教授の論文より引用させていただきました。
数日前、新聞に歯周病菌がバージャー病と関連があると載っていました。
歯周病の予防と治療は、歯周病の問題だけではないということですね。
全身に係わる問題ということですね。
歯槽膿漏という言葉は学会ではなくなりました。
現在は歯周病という言葉になり、定義される範囲も広くなりました。
歯周病を含む歯ぐきの病気は、世界人口の70%の人に起こっているというデーターがあります。
当然、軽症から重症まであります。
歯槽膿漏ですと言われるとガックリくる方がいらっしゃいます。
歯周病ですと言われると何だそれはと思われる方がいらっしゃいます。
基本的には同じことです。
今でも歯槽膿漏という言葉を使うのは分かりやすいだろうと思ってのことからでしょう。
私は、歯槽膿漏と昔いわれた方は、膿が出てグラグラしているようなかなり進んだ場合だと思います。
それで絶望的なイメージがあるようです。
現在の歯周病という言葉は、少し歯ぐきが腫れている場合でも使います。
歯周病や歯槽膿漏といわれても絶望することはありません。
現在ではいろいろな治療方法があります。
安心してかかりつけの担当医に相談してください。
歯石を取ることをスケーリングするといいます。
ハンドスケーラーという道具で手で取る方法と超音波スケーラーという器械で取る方法、エアスケーラーという器械で取る方法があります。
それぞれ長所短所があります。
マツモト歯科クリニックでは、手の指で歯石を探って取る感覚を大切にしたいのでハンドスケーラーを主に使います。
また、手で感じながら歯石を取るのが一番痛くないからです。
超音波スケーラーの出番もあります。
あまりに硬い歯石を破壊して取る場合、歯ぐきの内部のプラークや歯石を弱い力で洗いながら取る場合など便利です。
用途・目的によって使い分けています。
いずれにしても定期的に歯石を取ることがお勧めです。
歯石はプラーク(歯垢)に唾液中のカルシウムが入っていって硬くなったものです。
硬くなっているので歯ブラシでは取れません。
歯科医院に行ってとってもらいましょう。
ブラッシングをキチンとしている方は多いと思います。
それでも磨き残す場所はでてしまいます。
そこに歯石が付きます。
定期的にとってもらうのが良いと思います。
そのときに一緒に歯石になりかけている物質もとってもらえると思います。
歯石のなりかけは歯ブラシで取りにくく、細菌をたくさん含んでいる悪いやつです。
これらをとってもらうと歯ぐきが元気になります。
お京阪さま
ほんだ式歯磨き法は、朝起きてすぐと寝る直前です。
昼は、うがいだけです。
昼に磨いても良いのですが、しなくても良いことになっています。
うがいだけは絶対しないといけません。
お京阪さまは水を飲んでいるし、定期的に歯石を取ってもらっているので、よさそうな感じを受けました。
プラークは歯の周りに付いている白い物のことです。
食べ物のカスではありません。
日本語では歯垢(しこう)といいます。
バイキン(細菌)とバイキンが作ったネバネバなどの集合体です。
虫歯(う蝕)や歯周病の原因になる細菌を含んでいます。
これを除去することがプラークコントロールです。
ネバネバして歯にくっ付いているのでうがいでは取れません。
ブラシなどでこすらないと取れません。
それでブラッシングが必要なのです。
細菌ですからドンドン増えます。
それで毎日のブラッシングが必要なのです。
毎日がんばりましょう。
福岡県福岡市中央区赤坂2丁目3-13にマツモト歯科クリニックの提携医が誕生。
KM原田ビル3Fです。
大熊歯科です。
美しいビルの中に美しい診療室があります。
優しいハンサムな先生です。
夜9時まで診療してくれます。
予防に力を入れている熱心な先生です。
℡・092-736-5040
これで福岡に転勤や進学しても安心できるようになりました。
博多駅より天神に近い場所と思ってください。
千葉県八千代市のイオン八千代緑が丘にグリーンヒル歯科クリニックがオープンしました。
先生は私の大学と大学院の先輩で山之内先生です。
歯周病の研究をペンシルバニア大学のリストガーデン教授と一緒にアメリカでしていたこともある先生です。
リストガーデン教授は世界の歯周病の世界では、スターです。
歯周病以外にも山之内先生は器用なので何でもできます。
歯周病その他、歯科のことでお困りの方はお勧めです。
歯科医院に歯科衛生士という資格のスタッフがいます。実際には、いろいろな仕事をしているでしょう。
予防といえば彼女(ほとんど女性)たちの出番です。
歯周病においては、歯石を取る・ブラッシングのうまく出来ていないところの説明と除去方法の説明。
個人の経過を追ってのアドバイス(メンテナンス)。
PMTC(ペーストを付けたラバー製の道具で歯の表面をキレイにする・気持ちよい)。
虫歯では、ブラッシング方法の説明の他に、フッ素塗布(歯が強くなる)。PMTC。
診療室全体の消毒システムの管理と実施。
インプラントをする患者様への予防などの術前説明と術後管理。
口腔乾燥症(ドライマウス)の患者様への生活指導。
その他いろいろです。凄いでしょう。彼女たちが歯科特に予防を支えています。
今は予防の時代と言われています。
ところが具体的になにをすればよいか分かりにくいと思います。
私たち歯科医師にとっても分かりにくいのです。なぜなら歯科のメーカーが多くの情報を流しているからです。ついついメーカー主体の情報が多くなります。そうするとついつい気持ちがそっち側に行ってしまいます。本質から離れてしまいそうになるのです。
どうすればよいか簡単に申し上げます。
虫歯にしても歯周病(歯槽膿漏)にしても検診が一番大切です。
会社や学校で歯科検診があれば大変すばらしいと思います。
もし無ければ保健所・歯科医師会・歯科衛生歯科医会などがやっていると思います。
まず、検診を受けることです。凝った内容である必要はありません。普通でよいのです。
歯科医師でも自分の検診は難しいのです。人に見てもらうのが大切です。
当然歯科医院にお願いしても良いのです。
虫歯が無いのに行ってよいのかしらと、思わないでよいのです。大歓迎です。
先週、日本歯周病学会春季学術大会に出席のため長崎県長崎市へ行ってまいりました。
大分県から長崎市までは東京から長崎市までとかかる時間があまり変わりません。
しかし大変有意義でした。
特別講演として「インプラント・今そこにある疑問と対応」とのテーマで三人の高名な先生がお話をされました。
非常に高度な内容で今では歯周病とインプラントを別物と考えてはいけないことがはっきり示されていると感じました。
また、認定医教育講演では歯周外科処置に使用される道具とテクニックについてすばらしい症例とともに講演いただきました。
勉強になるとともに今後の努力する方向を教えていただいた思いが致しました。
歯周病とは、歯を支えている歯ぐきや骨に炎症が起こり、歯の土台である歯槽骨が溶けていく病気です。
自覚症状があまりでないためついつい進行してしまいます。
歯の土台が破壊される病気ですから進行すると歯がぐらつき、最後には抜けてしまいます。
原因は細菌ですが、特効薬はありません。
一番重要なのは予防ということになります。
具体的には、効率的な各人に合わせた歯磨き方法をマスターすることと、規則正しい生活。
なぜならば抵抗力の低下は歯周病の進行を早めるからです。
それに歯科医院における定期的なチェックとクリーニングです。
こうゆう地味な努力しかありません。
高血圧症や糖尿病と同じように慢性疾患と思って付き合っていく必要があります。
将来画期的な薬が発明される可能性が無いわけではありませんが、それまでに歯を失ってはどうしようもありません。



